プロの漫画家として活躍する
加藤マユミさんを取材しました


今回ご紹介する加藤さんは、なんとプロの漫画家さん。家族で発酵食料理を楽しむ『発酵かあさん』の単行本が先日発売となりました。発酵食スペシャリスト養成講座の受講を経て、どんな想いが作品には込められていたのでしょう。

夢だったグルメ漫画の連載に講座が役立つ

加藤さん:以前からグルメ漫画が大好きで、自分でも描いてみたかったんです。あらゆるジャンルが描き尽くされているなか、発酵食の漫画はなかったので、「これだ」という思いがありました。

長年の肌荒れが改善

── まず手始めに豆乳ヨーグルトを作ったところ、お腹の調子が良くなり、長年の肌荒れも改善。腸内環境の重要性に気付いたころ、SNSでがくぶんの講座を紹介してもらったのだそうです。

作る楽しさとおいしさ!すっかり生活の一部に

加藤さん:ネットで発酵食の情報はいろいろ見られますけど、この講座のテキストは[ヨーグルト][味噌]など、項目ごとにわかりやすくまとめられていますし、きちんと信頼できる情報が書かれているのが良かったですね。DVDでも、味噌などの手づくり方法が映像で見られるのはとてもわかりやすいんですよ。

── その後も塩麹、甘酒、味噌、ぬか床と片っ端から手づくり発酵食を実践した加藤さん。たくさん作りすぎて、講座のレポート課題では“どの内容で出そう”と迷ってしまうほどだったとか。

『発酵かあさん』ではそんな手づくりの様子や家族の反応が楽しく描かれています。特にお子さん方の反応はとっても素直(笑)

手づくりの味は“家族の味”

加藤さん:特に味噌は、家族みんなで混ぜたりして楽しく仕込めました、いちばんおいしかったのは、やっぱり味噌汁。大豆の形が残っていたりして、それがいかにも「手づくり味噌」という感じでいいですよね。
あとはタカコ先生の旨塩麹も大好き!炊飯器であっという間に作れるし、失敗がないんです。みんなにおススメしています。

スタッフ:一方、苦労した発酵食はどれだったんでしょうか?

加藤さん:それは、ぬか床でしょうか。夫は、ちょっとにおいがある時期にぬか漬けを食べさせられたのがトラウマだったみたいで。(笑)

今は冷蔵庫で保管しているので、かき混ぜることを忘れても次の日でも大丈夫です。お豆腐、ゆで卵など変わり種を漬けると、意外とおいしいんですよ。

スタッフ:『発酵かあさん』で伝えたかったことは何だったのでしょうか?

加藤さん:発酵食の手づくりって、「難しそう」「面倒くさそう」と思われがちなんですが、大雑把な私でもできるんだということを、伝えたかったですね。

失敗も交えて描くことで、ハードルを下げようということを意識しました。なのでSNSなどで、「漫画を読んで作ってみました」と言ってもらえるのが嬉しいですね。

若い人にもっと発酵文化が根付いてほしい

加藤さん:いま和食が見直されているものの、やっぱり食生活は欧米化していますし、日本の伝統的な発酵食品も手づくりとなるとなかなか…。
でも、そうじゃなくて、自分で作ってみたり、買う時もしっかり作られて選ぶようにして、発酵文化が若い方に受け継がれていくといいなと思います。

── 加藤さんは親しみやすい漫画を通して発酵食づくりの楽しさを伝えつつ、ご自身も2児の母として子どもに伝えたいのだそう。

加藤さん:小さいころに見た、母が料理する姿って大人になっても覚えているもの。私も発酵食を手づくりしている姿を子どもに見せて、それが伝われば嬉しいですね

発酵かあさん (リイド社)
加藤マユミ (著)
加藤さんは、同じく漫画家の夫・横山了一さんと、7歳の息子さん、4歳の娘さんの4人家族。子育てをしながらWEB漫画「LEED Cafe」で『発酵かあさん(リイド社)』を連載し、タカコナカムラ先生のもと、出版となりました。

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加藤 マユミさん
加藤 マユミさん
東京都在住の漫画家

『発酵かあさん(リイド社)』ではタカコナカムラ先生に漫画の監修をお願いできたことが嬉しかったそう。夫の横山了一さんもプロの漫画家として活躍中で”夫婦で単行本の同日刊行”と話題になったことも。

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