食育インストラクターは、NPO日本食育インストラクター協会が認定する資格で、食育を基礎から学び、日々の生活に活かす以外にも、食育インストラクターとして食育を広く推進し、社会で活躍する食育の指導者です。この資格は、「プライマリー」~「1級」までの5段階に分かれており、初心者から栄養士、調理師などのプロが取得するレベルまで広い視点で「食」を見つめるのが、食育インストラクター資格の特徴です。
食育インストラクター協会について
食育インストラクター協会は全国料理学校協会を母体とし、内閣府が主催する「食育推進全国大会」への出展をはじめ、様々な食育イベントに参加しています。
⇒食育インストラクター協会HP

食育インストラクター資格者には
社会性の高い役割が期待されます
家庭における食育
- 親子で食に対する関心と理解を深め、健全な食生活を身につけるものです。専門的なところでは、食を楽しみながら学ぶ料理教室や、妊産婦・乳幼児を対象とした栄養指導などがあげられます。
学校、保育所における食育
- 子どもの健全な食生活の実現と心身の成長を図るための食育指導(指導体制の整備)など。また地域の特色を活かした学校給食の実施や、農場などでの体験や料理体験などがあります。
地域での食生活改善の取り組み
- 保健所や保健センターなどを中心に、地域における栄養、食習慣などの食生活を見直し、生活習慣病の予防など。高齢者への料理体験もあります。
生産者と消費者との交流、環境と調和のとれた農林漁業の活性化
- 都市と農山漁村との交流を進め、生産者と消費者との信頼関係を築くための活動などが進められています。例えば、農林水産物の生産や加工食品の製造を消費者が体験したり、直売所で直接生産者と消費者とが交流するなどです。
食文化の継承
- 伝統的な行事と結びついた食文化、地域の特色ある郷土料理などを残していく取り組みです。
食育インストラクターとして
活躍中の和田明日香さん
(最終更新 2023年10月)

食へのスイッチを押してくれたのがこの講座
食育インストラクターとして大活躍の和田明日香さん。義母は、料理家の平野レミさんという料理家一家でもあります。元々は料理に関心がなく、「レタスとキャベツは同じだと思っていた」というほど。そんな中、平野レミさんの息子さんと結婚して、子どもができたことで食の意識が一変。食育インストラクター資格も取得。
先生とのやりとりがとても丁寧
この講座は、受講生の体験談を見て先生とのやりとりがとても丁寧だなと思って選びました。フードロスや子どもの個食など社会問題まで広く取り上げられていて問題意識が一気に増しましたし、まさに、食に対するスイッチを押してくれた感じです。
勉強したことが生きている!
仕事で食育についてコラムを書く時にも講座で学んだことがベースになっていますし、外食時にも栄養バランスがまず思い浮かびます。何より資格を取ったことで自信につながったのは大きかった。いま、振り返ってみても勉強したことが全部生きている!と、断言できるくらい。
子どもたちの世代のために
私が活動している中で、やはり子どもたちの世代に何かを残していきたいという思いは強いです。明日スーパーで買うものは今すぐにでも変えられる。それは、主婦の強みでもありますから。ちなみに、元々レミさんが普段から教えてくれていたことがテキストにもたくさん出てきて、何?レミさん凄い!って。改めて尊敬しました(笑)。
| 和田明日香さんプロフィール 2006年立教大学社会学部入学。2010年より、平野レミのもとで修業を重ね、食育インストラクターとして活動中。3児の母で、子どもと一緒に楽しめる料理を得意とする。2018年ベストマザー賞受賞。レシピ本の出版や、TV・雑誌でのレシピ紹介、企業へのレシピ提供、情報番組への出演やコラム執筆など、多方面で活動中。 ⇒和田さんのインタビューを詳しく読みたい |
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